ジーコの想いにカズ燃えた!復帰J反対でご破算も

サッカー日本代表ジーコ監督が、再び35歳以上のJリーガーによる「日本代表復帰」のビッグプランを練っている。

 「最終予選はすべて決勝戦。すべて勝ちにいく」と、公言しているジーコ監督の本音は、6月までにW杯出場を決めること。8月17日のホーム最終戦(イラン戦)は、是が非でも“消化試合”にしたい。「そうすることが、功労者たちを招集できる条件」と、チーム関係者に話している。

 昨年11月の1次予選のホーム最終戦(対シンガポール)で、ジーコ監督は、「日本サッカーに貢献した現役選手を招集したい」と、日本協会・川淵三郎キャプテンの許可を得た後に公表した。にもかかわらず、「代表チームを統括する協会幹部がJリーグの反対意見に押し切られる形になり、結局はご破算になった」(協会関係者)という。

 その後、ジーコ監督とこの協会幹部とのミゾは埋まっていない。が、そんなことはジーコ監督には関係なし。「W杯出場決定」という「結果」を前面に押し出して、今度こそ協会幹部とJリーグの反対を押し切るつもりなのだ。

 ジーコ監督の意向は直ちに現場に伝わった。「チャンスは必ず平等に与えるから待っていてほしい」との言葉で、ヤル気に火がついたのがFWカズなのだ。